たまごについて

今、卵不足状態で価格高止まり状態ですね。

皆さんこの状態がどうして?って書いている方も多いのですが…
私にとって、卵についてちょっと知っているので書いて行きます。
ほぼ合っていると思いますが、細かい所は間違えているかも知れません。
頂いた意見を十分吟味し、必要に応じて修正しますので…

ニワトリについて

にわとりは、生まれてから約150日で卵を産める状態になります。
この間の詳細は こちら が詳しいです。(私はあまり知らない部分ですが…)
そして、ニワトリの一生は400日ぐらいらしいです。
(この日数が生まれてからか、採卵出来るようになってからかが不明なんですが)
400日の事については、こちらに詳しく書かれています

卵について

卵の消費は、クリスマス~正月にかけて多くなる傾向に有ります。
ニワトリは基本 1日一個の卵を産みますので、ニワトリの飼育数分の
卵が毎日(盆正月問わず…)生まれるわけです。
若いニワトリの卵は小さく、年を取ってくるほど大きい卵を産むと聞いています。

消毒

そうそう、採卵する工場やGPマシンの工場、今回書きませんが鶏肉加工工場なども、消毒は徹底しています。
消毒って、工場に入る際の車を消毒することから始まります。
それが、トラックだろうと、来客のレンタカーであろうと関係無くです。
まあ、消毒なので、車には良い訳が有りません。自家用車の場合は構外の駐車場に止めることになるでしょうね。
私たちが入場する際も、玄関に有る消毒液の足拭きマットで足の裏を消毒します。
GPマシン(グレードパッキングマシーン だったっけ?)
卵を洗浄、検査、軽量、パッキングする機械です。

鳥インフルエンザについて

このあたりは本当の専門家では無いので、誤りがあるかも知れませんが…
鶏舎に居るニワトリが鳥インフルエンザに感染する根源は、外鳥の侵入が
最も多い原因と聞いています。
例えば、すずめなどが鶏舎の中に大量の餌があるので、小さい穴などから鶏舎に
侵入し、ニワトリにインフルエンザを感染させると言う訳ですね。
鶏舎の方も、この対策は躍起になって対策していますよ。
ある鶏舎の偉いさんは毎日の様に、鶏舎の周りを回って、小さな穴などが無いか見回りしてます。
でも、鶏舎を完全に閉鎖する事もできないんです。ニワトリは暑さに弱く、
ニワトリの体温で鶏舎内を温め、その熱でニワトリが死ぬ事も有るらしいです。
こう言う意味では、東北や北海道で鶏卵業が多いのでは無いでしょうか?
反対に北海道の鶏舎だと、冬に暖房ほぼ無しでニワトリは生きていけるらしい。

人が感染源を持ち込む事もあると思いますが、大きい鶏舎だと、関係者(本当に関係の有る数名)以外は中に入ることが出来ない事も多いです。
鳥インフルエンザとは関係なく、鳥は見知らぬ人を見てびっくりすると卵を産まなくなることもあるらしいです。
大きい所は、採卵された卵も自動で回収されますからね。

ひとりごと

読んで頂いている方が若干名確認できたので追記です。
私がよく知っている鶏舎も鳥インフルエンザ感染って事で、私もショックを受けています。この鶏舎、確かまだ新しいはずですよ…。
それも、4月に鳥インフルエンザってあまり聞かないですしね。
それも37万羽 ですもんね。北海道全体で120万羽が殺処分ですから…
単純に北海道だけで一日120万個の卵が少なくなっているって事ですもの。
そりゃ~流通する卵が減るのは当然です。
以前書きましたとおり、
・老いた鳥は卵を産まなくなる
・若い鳥は鳥インフルエンザで殺処分(老いたのも含みますけど)
・鳥は卵を産むまで150日かかり簡単に増えない
って事を考えると、今後も卵は高くなるんじゃ無いかと思いますね。

まとめ

上記に書いたことより。
・冬は鳥インフルエンザの季節
・冬には卵がたくさん必要。だから鳥の数も多い
この時に鳥インフルエンザで大量死する訳ですから、大量に卵の量が減るわけ
です。
・鳥が一度殺処分してしまうと、次の新しい鳥が採卵出来るまで150日かかる
・これだけ一度に殺処分され、新しい鳥… と言っても、こちらも卵から雛が
生まれって事を考えると、簡単に鳥を増やすことができない。
って事を考えると、卵不足は秋ぐらいまで続きます。
また、この冬も通年に比べると、卵の量は少ないのでは無いでしょうかね。

ココで、鳥の餌が高いって事が更に影響してくるんですよ。鳥を大量に入れ替えるって事は、鶏舎経営者にとっては大幅な投資が必要となります。この先、鳥を飼育しても元が取れないとなると判断すると、廃業する業者も増える可能性があります。
そういう意味では、卵の数は減って高騰するかも知れません。

参考資料

たまご関連の施設見学 「施設見学コース」takakis.la.coocan.jp
ホクリョウ たまごを学ぼう 工場見学 | たまごを学ぼう | ホクリヨウ鶏卵の生産・販売www.hokuryo.co.jp
ほくれんたまご Q&A ホクレンのたまごwww.egg.hokuren.or.jp
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