全盲の精神科医・生駒先生の講演会

私のブログ史上最長文となると思います。文章にはいろいろあると思いますがご了承を
不適がありましたらご指摘ください。
また珍しく写真の無い記事になってしまいました。

私が行動するうえで参考にすることが多い 新聞の地方版
今回もたまたま見たこの記事
当本人に許可を取ってませんので、正式に公表されているものを転用って形にさせていただきます。

この記事に目が行ったのは、毎日の通勤からでした。
私は電車通勤をしています。
電車って、毎回同じ車両に乗車するってのが普通で、私も決まった場所に陣取っているのですが…
数年前から全盲の方が電車に乗車されて来るようになりました。
その時は、優先席に乗車される形だったんです。もちろん席を譲ってもらっていました。
それからというもの、毎日のように乗車されるようになりました。
基本周りの人もほとんど同じ人がいる訳で、その方が待つかのように自然とその席は常に空席となりました。
周りにいる人も、この席に座ろうとすると “全盲の方が来ますので” と言って空席にしているのです。
それがいい感じに思えて乗車していたのですが、この春に電車に乗車されなくなりました。
何故かな? と思っていたときです。この記事を見たのは…。
この記事に写真が無ければこんな記事を書いていないと思います。

元気にしていたんだ… そんで病院の先生だったんだ… と思うと、講演会に参加してみたくて…
と言うことで 講演会に参加してきました。
講演会案内は こちら を参照ください。

和歌山ビック愛 って建物の12F すごく景色のいい部屋での講演会でした。
レジメが有るのですが、許可を得ていませんので、ヤプミーさん限定で希望される方に公開したいと思います。

その中で私が興味を持った内容を数点。

盲目の人は、めがねをしている人が多いと思います。
どうしてかと言いますと、歩いていると一番傷つくのは顔 特に”目”らしいです。木の枝などは防ぎようが無いのでめがねで保護をしているとの事でした。

盲目の人でも特許を取っている方がいる
その方は、電気でお灸を取るアイデア特許出願したらしいです。実際には実現していないらしいですが、考えるという事が大事だとありました。

盲目だと買い物をするのが難しい
盲目でも自分で行動しないと自分がダメになると、行動する事が多いらしいです。
その中で
・点字ブロックは重要だと言うこと。
・入り口がわからないので、音が鳴ればわかるらしいです。
 一つのアイデアなのですが、店の前で音楽など流すと入りやすい店だなと思うらしいです。

ただ、この講演会で一番印象に残ったことは
・暇だったらろくな事が無い。
・途中までは誰かが手伝ってくれたりするが、最後までは手伝ってくれない。
・自分自身にも波があってタイミングを考えることも必要。
・自分と同じ立場の人が集まる場は大事だと。
・人生 重ね着人生。今まで生きたことは次の人生に影響させるはず。
 忘れたい人生もあるやろうけど、その上に立って生きていく。
・あきらめる事も必要。あきらめは後ろ向きでは無く気持ちを切り替えるタイミングや。

等々また違った観点で感じる事が出来ました。

現在医師法が改定され、目が見えなくても、耳が聞こえなくても医師にはなれます。
この先生は現在精神科の先生ですので、もちろん うつ に関係する方がほとんどでした。
なので、それに関する内容は 追記 に記載したいと思います。

ではでは 追記です。

もちろん先生も段々と目が見えなくなり、現状は全盲となっているので
その時は絶望感で、自殺も考えたとのことでした。

記事にも書きましたが ”暇ならばろくな事が無い” ”暇ならばろくな事を考えない”
と先生も言ってました。
先生は、暇ならばちょっとした事でもやってみようと思えば良いと 同じような境遇の方と塾の講師を始めたらしいですが
それは自分たちにも当てはまる事だと思います。

講演会の後、懇談会ってのが有りまして、私はそちらにも参加しました。
こちらはもっと濃い内容で、先生に関するひとたちばかりでした。
ほとんどがうつの患者さんやその家族でした。

その中の質問でいくつか気になった質問を
・仕事をする上で資格が必要になる物が有るのですが
  とりあえずその仕事の環境に入ってやってみることが大事だと思います。

・うつは直るのか
  先生も患者さんには直ると言うらしいです。難しいとは思いますが。
  体の病気は治りますといった方が良いと思います。
  体に合わせて心を変えることができるから。

気持ちを早く切り替えられる人もいるがそうで無い人もいる。

と言っておられました。

私が感じたのは一つ。 答えは一つかも知れませんが
方法はいくつもあると思います。
ココにいる人は、その方法も一つと思っている人が多いように感じました。
そうすると、八方ふさがりになりやすいと感じます。

隣に座っていたお姉さんが、
時計が壊れた。専門店に行ったら、メーカーで詳細を確認してもらうしか無い。 って言っておられました。
いやいやそうじゃないだろう って言おうとしましたが、自分自身がそう思っており
聞き入れられそうに無かったので、何も言いませんでした。

今の世の中、情報が多すぎて判断が難しくなっているので、このような事態になりやすいと
先生もおっしゃっていました。
やっぱり広い目で見ていくことが大事だと思いました。

また、親身になって相談できる人が少なくなっているのだなとも思いました。(私もそうかも知れません)

長々と書きましたが、これくらいにしておきます。
何かありましたら 私ができる範囲で何とかしたいと考えています。

読みにくい文章を最後までご覧いただきありがとうございます。
  

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